美空ひばり

「山の牧場の夕暮れに  雁が飛んでるただ一羽・・・」この歌が主題歌の
映画「あの丘越えて」について一言。子役でありながらすでに大スターの風格。
鶴田浩二とラストのデュエットは圧巻ですね。この映画のなかで、美空ひばりの歌は、
物語が悲劇的またはトラブルになったとき、いつもドラマの「救い」として流れてくる。
彼女の歌は、それまでの全ての物語を一瞬にして、誰もが期待する「解決」へと
導く宝刀なのです。そのカタルシスをこれでもかと味わえる作品です。(S)

画像・文章・デザインなどの許可なき転写・利用は禁止しております。
copyright © 日本コミュニティワーク株式会社 All Right Reserved.