寅さんと徳永英明

寅さん映画を良く知る人にとっては、この表題になんの違和感もないと思います。
寅さん映画の音楽は、基本は山本直純です。その中で、出色なのがこの徳永英明のいくつかの楽曲です。
吉岡秀隆演じる「満男」と、遠藤久美子演じる「泉」との恋のうつろい。
「世の中でいちばん美しいものは恋なのに、どうして恋をする人間はこんなにぶざまなんだろう。
今度の旅で僕がわかったことは、僕にはもうおじさんのみっともない恋愛を笑う資格なんかないということなんだ。」
シリーズ44作「寅次郎の告白」での満男のモノローグです。満男というより、演じる吉岡秀隆に徳永英明の歌声が
ダブるとき、男はつらいよの、もうひとりの主人公満男の心情が鮮やかに浮き彫りになります。寅おじさんの定番ストーリーに
負けじとも劣らない、満男の恋愛エピソード。

♬夢を信じて
♬最後の言い訳
♬justice
傷つきやすく、もろくて、切なくて、徳永英明の楽曲は、満男のテーマソングになっています。

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